ELM瞑想/フルフィルメント瞑想でカルマの解放
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カルマとは
カルマという言葉の本当の意味
「カルマ」という言葉は、とても誤解を受けています。
日本では「業」とも訳され、倫理を説く方便とされたり、
「過去にした悪いことは裁かれ、その罪を償わなければいけない」
というようなイメージがあります。
特にカルト宗教や霊感商法の影響で、かなり悪いイメージが広まりました。
例えば、
「あなたの病気は前世のカルマから来ているから、このお祓いを受けなさい」
「運が悪いのは先祖のカルマだから、先祖を供養するためにこんなお墓を建てなさい」
「あなたのカルマを解消するためには、この壺を買いなさい」など、
恐れを使って人をコントロールするために、カルマという言葉が使われています。
そのため、カルマという言葉に対して、
『罪悪感』『過去の報いを受ける』『償うべき罪』『悪いこと』などのイメージが
ついてしまっているのが現状です。
けれども、本来、カルマという言葉には、そのような意味は全くありません。
カルマとは、サンスクリット語で、<行動>という意味です。
カルマの「カ」という音節は、<時間>を意味します。
人間は自然の永遠なる流れを分割し、
過去・現在・未来という概念、時間という概念を創りました。
つまり、カルマとは<時間にとらわれた行動>という
意味なのです。
肉体的な行動でも、感情的な動きでも、過去(や未来)に
無視した未完了の行動すべてのことを、カルマといいます。
感情・観念のカルマ
人は物心がつく頃から観念が創られます。
そして他人や周りの環境との関係性が、自分と世界や人との関係性の基本になります。
無意識のうちに、その原型が現在の生活にも影響を及ぼしていることがあります。
これは実際の事実とは関係がなく、自分の視点から見た主観のため、
そこには少なからず誤解や思い込み、勘違いもあります。
- あなたを幸せにしていない観念
- 役に立たなくなった思い込み
- 現在ではもう不要になった誤解
こうしたカルマは、ただ手放すことを許し、解放すれば、自らの愛(空)につながり、
よりシンプルに中立的にありのままに見ることができます。
肉体のカルマ
肉体的なレベルでのカルマというと、体内の老廃物もカルマそのものです。
なぜなら、肉体というのは食物から栄養を摂取し、熱エネルギーに変え、
不要なものを排泄することで、一つのサイクルを形成しています。
老廃物というのは、もう既に私たちの体に役に立たなくなったものです。
それが体内に残り続けているということは、排泄するという行動が完了していません。
正常に排出が行われてない老廃物、毒素や疲労物質なども、カルマになります。
- 完了するべきものが完了していない
- 今の自分にはもう不要になったけれど残っているもの
これらもすべてカルマといえます。
このように、カルマは、現在ではもう不要となった老廃物のようなものであり、
手放し、排出し、解放すれば、スムーズな健全な状態に戻るだけなのです。
カルマの特徴とその影響
私たちは、意識するしないに関わらず、たくさんの観念、カルマを持っていて、
心の中に残しています。
それらのうち、今はもう役に立たなくなったものは、
何らかの形で私たちの自然な状態を妨げてしまいます。
体の老廃物については言うまでもないことですが、
心の老廃物も人生に問題や障害、摩擦や停滞を作り出します。
ネガティブな感情を残していると、成長してからもそれを無意識に世界にも投影し、
周りの状況も自分自身も見えなくなってしまい、色眼鏡をかけた状態で行動することに
なります。
観念は、特定の判断を作り出します。
そこには誤解や思い込みがあるため、問題や失敗を作り出します。
過去には必要に迫られて身につけた観念とはいえ、
今ではもう役に立たなくなっているにも関わらず、
心の中に残しているものがたくさんあります。
そのため、私たちは物事をありのままに見ることができず、
幸せになれる無限の可能性を見逃してしまうか、無視してしまうのです。
カルマというのは、残している限り、同じような出来事を繰り返し作り続けます。
同じ観念、同じ未完了の心の状態があるままだと、
次に出会う人や環境でも似たような失敗が起こる可能性が高いのです。
誰でも、多かれ少なかれ、こうした同じ失敗を繰り返すパターンを持っています。
カルマは、舞台が変わっても同じことを繰り返します。
ですから、あなたがもっと自由になり、幸せになっていくためには、
場所や状況、人を変えるというよりも、あなた自身が自分のカルマ(観念)を解放して、
あなた自身が変わっていくことが何よりも大切なのです。
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想によるカルマの解放
カルマを《 解放する 》とは、どういうことでしょうか?
それは、過去の未完了だった行動を、感情的なものも、肉体的なものも、
完了させてあげることがひとつの方法です。
ですが、現実的には、もう叶えられないものもあります。
例えば、幼少の頃の感情は、無意識の部分が大きいため、
大人となった今では思い出せなかったり、感じられなかったりする場合もあります。
ホールハートの心理セラピーやカウンセリングなどは、
精神的な面での観念の解放を、ピンポイントでサポートしていきます。
さらに、ELM瞑想/フルフィルメント瞑想を活用すると、
心の中にあるカルマ、体の中にあるカルマをパワフルに解放していきます。
カルマをこれ以上現実化しないように、解放していきます。
ボブ・フィックスはこれを「カルマの種を炒る」と表現しています。
カルマを現実に発芽(具現化)させないように、事前に根絶しておくということを、
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想は頼もしくサポートしてくれます。
ただし、はじめのうちは、瞑想している間には何も気づかないかもしれません。
「ただ雑念が出てくる」という風にしか感じないかもしれません。
しかし、あなたが瞑想している間に、必ずカルマは解放されていきます。
そして毎回の瞑想ごとに、少しずつ変化を実感していくでしょう。
カルマを解放していくと、
- 体の疲れや凝りなどが解消されていき、体が楽になり、体力がついてきます
- 心が軽やかになり、もっとクリアに物事を見ることができるようになります
- 本来持っていた愛や自由さを実感できるようになっていきます
- 人生をよりスムーズで豊かにしてくれます