ELM瞑想/フルフィルメント瞑想と空(くう)
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空(くう)とは
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想では、毎回、
深い瞑想の境地(サマディ・三昧)を得ます。
そのときに認識される、静寂に満たされた無限の意識、永遠の静寂、ともいうべきものを、ELM瞑想/フルフィルメント瞑想では「空(くう)」と名付けています。
本来のより大きな高い意識の自分、無限の
可能性の領域、と表現されることもあります。
しかし、「空」は、意識・状態・場所・領域のどれかでもなく、
そのどれでもあるともいえます。
「空」は通常のマインドの考えや感覚を超えています。
そのため、言葉で表現するにはどうしても限界があります。
「空」は、古今東西の様々な文化の中で、
すべての源、大いなるすべて、タオ、エンソフ、愛そのもの、とも呼ばれます。
また、「空」に至った意識を、
無の境地、無限の意識、純粋意識、宇宙意識、ワンネス、
と呼ばれることもあります。
歴史上、ごく一部の長く厳しい鍛錬を積んだ修行者や、聖者と言われる人たちのみが
経験したり、垣間見たりした境地です。
しかし、ELM瞑想/フルフィルメント瞑想では、「空」は到達すべき悟りのゴールではなく、
今、このすべての瞬間、すべてのものに愛や神性・仏性を体感する、
本当の自分としての人生の始まりです。
悟り・啓発とは、何も特別なことではありません。
道の途上にある道路標識や看板のように、ただ単に
気づき続け、目覚め続けていく通過点に過ぎません。
悟り・啓発とは、ゴールや目標・目的地ではなく、
終わりや完了もなく、永遠にどこまでも続く道です。
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想では、毎回の瞑想で、必ずこの「空」を経験することができます。
本当の瞑想の効果を手に入れるためには、この「空」があると
とてもスムーズに簡単に変化が起きていきます。
なぜなら、この意識の領域では、一切の歪みやストレス、摩擦や分離がないからです。
この領域に触れると、心身が自動的に調整・調律されていき、
ストレスのない状態に調和していきます。
そして、結果として、あらゆる面でより良い効果を得ることができるようになります。
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想を実践し始めて間もない頃は、
「空」というものに初めは気がつきにくい方もいるかもしれません。
もし、あなたが気がつかなくても、信じなくても、瞑想の効果は手に入ります。
毎回、必ず体は代謝が落ち、深い休息を得て、心身のストレスが解放されます。
日常生活をよりリラックスして、エネルギッシュに楽しめるようになります。
瞑想することに慣れてくるにしたがって、より認識も広がって精妙になっていくので、
「空」の感覚をよりはっきりと、より細やかに気づけるようになり、
さらなる平安を手に入れられるようになります。
「空」を認識することを、無の境地ともいわれますが、
何もないようで、実はすべてがあります。すべての源です。
ここではないどこかにあるのではなく、今ここに、
いつでもどの瞬間にもあなたの中にも外にも、もともとあるものです。
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想に親しみながらすべての感覚を通して体感していくにつれ、
「空」が自分の中にあることに気づき、また、すべての中にもあるのだと気づきます。
また、「空」は、心の最も深い場所と表現されることもあります。
重力の作用や肉体感覚としてそう感じることは多いかもしれませんが、
実際は深いも浅いも上も下もありません。
また、無限の感覚というのは外へ外へ広がっていくのみではなく、
ミクロもマクロも同じように際限がありません。
深い瞑想中には、意識のレンズのピントが自由自在に変わります。
天体望遠鏡で見るように宇宙の広がりを探検していたり、
電子顕微鏡で見るように、マントラの微細な波動の中を
探求していたりすることもあります。
空というすべての源から最初にこの現象界に出てくる微細な波動
(振動・バイブレーション)は、素粒子よりも微細なものです。
原子力を想像していただくとより分かりやすいかもしれません。
微細になればなるほど、より発揮するパワーと作用が大きいのです。
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想では、瞑想するたびに、
この空である自分の本来のエネルギーに触れています。
ELM瞑想/フルフィルメント瞑想に親しむにつれて、
瞑想中にエネルギーが体内に巡るのを、力がみなぎるのを体感していきます。
同時に、心と体のヒーリングも自動的に起こるため、
心身が調和に向かってバランスを取っていき、
日常をより健やかに楽しんで生きられるようになります。